ハウツー

【葉巻の正しい吸い方】葉巻を燻らす・ふかす方法を解説

この記事では葉巻の吸い方・ふかしかた・燻らし方について解説します。
葉巻はただニコチンを肺に取り込むことが目的ではなく、口の中で煙の風味を味わうことを目的としているため、タバコと違った特有の「葉巻の吸い方」があります。

口で煙を味わう部分にフォーカスした葉巻の吸い方・ふかし方を紹介した後、葉巻を吸う前提にある、「葉巻のカット方法」「火の着け方」「灰の捨て方」「火の消し方」についても解説します。
葉巻初心者の方はもちろん、葉巻をすでに楽しんでいる方も振り返りとしてご覧いただけると嬉しいです。

記事の要約
  • 葉巻の正しい吸い方・ふかし方は、鼻呼吸を続けながら、舌の上で転がすようにゆっくりと煙を吸い込み、葉巻をそっと口から離してから煙を口の中でふんわりと漂わせて味わうこと。
  • 葉巻の吸引ペースは1分間に1回程度。
  • 葉巻ではこの吸い方・ふかし方を「燻らす」と表現する。

葉巻を吸い方・ふかし方・燻らし方

葉巻はタバコのように肺まで煙を入れるのではなく、口の中で煙を含み、ふかし、燻らしながら味わって吸います。
具体的にどのように吸うのか、以下で詳しく説明します。

葉巻を「ふかす」「燻らす」とは?

葉巻の煙を口の中に吸い込み、広げて味わうことを「燻らす(くゆらす)」と表現します。
肺にニコチンを入れず、口の中で香りだけを楽しむ害の少ない喫煙法であり、「口腔内喫煙」と呼ぶこともあります。

葉巻のふかす、燻らしす方法についてもっと具体的に説明します。
まず、葉巻に口をつけた状態鼻呼吸を続けながら、舌を引き込みながら煙を舌の上で転がすようにゆっくりと煙を吸い込みます。(5〜7秒かけてゆっくりと葉巻の煙を口に運びます。)
その後、葉巻をそっと口から離してから煙を口の中でふんわりと漂わして味わいます。
煙の味を十分に堪能したら、吐く息とともに徐々に煙を排出し、紙タバコのように一気に吹き出すのではなく、煙をかき分けるように吐き出します。
ただ口から煙を吹き出すのではなく、舌先に残る葉巻の香りと味を意識しながら、ゆっくりとリラックスして煙を吐き出してください。

これはワインやチョコレートを舌で味わうのと同じ方法だと言われています。
葉巻を強く吸ってしまうと燃焼温度が高くなり、においがキツくなってしまうため、煙を静かに吸い込み、ゆっくりふくらませましょう。

慣れるまでは大変ですが、時間をかけて煙を味わうことで、葉巻の味と香りをより一層楽しむことができます。

葉巻を吸うペース

シガーを吸う際の平均的な吸引ペースは1分間に1回程度と言われています。
葉巻の太さや切り方によって異なるので、普通のタバコよりもゆっくり肺に入れずに、口に含んで楽しむことさえ念頭に置いておけば十分です。
会話やお酒を飲みながら葉巻を楽しんでいると、気がついたら葉巻の火が消えていた、ということはよくあることですが、これは全く問題ではありません。
葉巻は着火剤が含まれていないため、吸わずに放っておくと火が消えてしまうのです。
再度火をつけて葉巻を楽しんでください。

葉巻の正しい持ち方

葉巻を吸う時の持ち方

葉巻の持ち方には決まりなく、自分にとって心地よい持ち方がシガーの正しい持ち方です。
ただし、紙巻きタバコのように人差し指と中指で挟むように持つと、葉巻の重さでうまく吸えなくなります。
また、葉巻を斜めに持つと着火断面が斜めってしまうため、地面に水平に持つようにしましょう。

葉巻を肺で吸うとニコチン中毒になる可能性あり

葉巻を肺で吸うと、ニコチン中毒になる可能性があるので注意しましょう。
プレミアムシガーは、タバコの葉だけで製造され、フィルターがなく、紙タバコより大量の煙が出るのが特徴です。
葉巻に使われるタバコの葉は味や香りが強いので、ゆっくり口に煙をふくませるだけ十分に味わうことができます。
口腔喫煙の場合は、ニコチンを肺まで取り込まないように吸うため、比較的健康への影響は小さいですが、誤って肺まで煙を吸ってしまうと、高濃度のニコチンが肺に入ることによりニコチン中毒を起こす可能性があるので注意しましょう。

葉巻の吸い方(カット・着火・消火)

葉巻を吸う際のカット・着火・消火の手順を簡単に解説します。
詳しい説明は下記の記事でも解説しておりますので、詳しく知りたい方はこちらもご確認ください。

【葉巻初心者の完全ガイド】カットの仕方・火のつけ方・火の消し方・葉巻の選び方

シガーをカットし、吸い口を作る

葉巻の吸い方はシガーカッターで口金を切るところから始まります。
シガーは、たばこ葉で全体をくるまれた状態となっているので、葉巻の先端から数mmをシガーカッターで切ってタバコ葉の間を空気が通るようにしてから吸い始めましょう。

一つ一つのステップは面倒に見えるかもしれませんが、これらのステップはむしろシガーを楽しむための儀式であり、より楽しむためにかかせない時間なのです。

シガーに火をつける

葉巻の火の付け方

葉巻を吸うためには、口金を切った後、葉巻にシガー用のマッチ(普通のマッチより長めのもの)やガスライターを近づけ、ゆっくり葉巻を回しながら先端をあぶって炭化させる必要があります。
全体が黒く炭化したら先端に火をつけます。
火が付かない場合は葉巻を口でくわえ、2回ほど息を吸いながら火をつけると着火しやすくなります。

最初のころは葉巻に火をつけたら、吸い口の逆側から覗いてみましょう。
葉巻の断面全体が赤色になっていれば正しく火がついています。

一部分が赤くなっていない場合は、火がまんべんなく広がっていないため、再度葉巻を吸いながらマッチまたはライターで火を入れましょう。

最初は火付けが難しいかもしれませんが、すぐになれるため、丁寧にゆっくりと行いましょう。

シガーを吸う

葉巻の吸い方

火がついたら、口にくわえて葉巻を軽く吸ってみましょう
シガーの吸い方は先に説明した通りです。肺で吸わないように気をつけましょう。
葉巻の吸い方はタバコの吸い方とは異なり、肺に入れるのではなく、ワインを味わうように口に含んで楽しみます。
あまり強く吸うと火が熱くなりすぎて煙がキツくなるので、優しくストローを吸うように吸い込むのがコツです。

葉巻はふかして味を楽しむものなので、1分に1回程度、ゆっくりじっくりと吸ってください。

葉巻の灰を落とす

葉巻を吸った際に発生する灰はタバコのように頻繁に落とすのではなく、なるべく先端に残します。
これは、葉巻の先端の灰がフィルターの役割を果たし、火が熱くなりすぎないようにするためです。

葉巻を低温で吸うことをクールスモーキングと言います。
低温燃焼で味わうことで味がきつくなりすぎず、葉巻本来の香りを楽しむことができます。

プレミアムシガーは葉巻の中心に称されているフィラーが一枚のたばこ葉で作られているため、灰はたばこと比べて硬くてしっかりしている為、葉巻の先端に2cmほど残していても崩れ落ちません。
灰が3cmぐらいになったら、灰皿に押し付けて灰をたたみます。
葉巻を吸った後、タバコのように灰皿に灰をこすると、溜まったタールの臭いが漏れてしまいます。
灰は灰皿にこすり取らないことが空い方のマナーです。

葉巻の火を消す

葉巻の吸い方の最後は、消火です。
葉巻は放っておいても勝手に消えます。
吸い終わったら灰皿に置いたままにしておきましょう。

正しい葉巻の吸い方でシガーを楽しもう

葉巻の煙はただ吸うだけでなく、香りや味を口に含んで燻らして楽しむ贅沢品です。
煙の味・香りにはそれぞれの葉巻ごとに特徴があり、銘柄の違いやビトラ(葉巻の太さや形)の違いを楽しむことができます。

くれぐれも吸うときは肺まで煙を入れないように気を付けましょう。