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正しいシガーライターの使い方・選び方【葉巻の必須道具】

皆さんは正しいシガーライターの使い方・選び方をご存知でしょうか。
葉巻は香りを楽しむものであるため、香りの要因となる火の付け方などにも気を使う必要があります。
そのため、普通のタバコとは火の付け方も、ライターの選び方も全く異なります。
シガーライターの選び方、葉巻の着火方法を知ることは、葉巻を楽しむ上で非常に重要です。

葉巻愛好家のみなさんはお気に入りのシガーライターを1つ見つけておきましょう。

シガーライターとは?

葉巻に火をつけるために使用します。
葉巻は香りを楽しむものなので炎のにおいが少ないライターが良いとされており、オイルライターよりガスライターがおすすめです。

シガー用ライターと普通のライターとの違い

シガーは香りを楽しむものであるため、オイルライターや普通のマッチでの着火は行いません。においの少ないガスライターやシガー用のマッチで火をつけます。
また、葉巻はタバコより太いうえに着火剤が入っていないため火が付きにくくなっています。
そのためシガーライターは普通のライターより火力が大きく、出力幅が大きくなっています。

シガーライターの種類

シガーライターの種類は大きく3種類あります。それぞれの構造の違いを説明します。

ソフトフレームタイプ

マッチや杉板ではなく、ゆっくりとした柔らかい炎で着火したい人向けで、葉巻をゆったりと味わいたい方向けのライターです。
火が緩やかなのでふかしながら着火することも可能です。葉巻用に出力幅が広いワイドフレーム機構を備えたライターもあります。

シングルジェットフレームタイプ

細いリングゲージの葉巻を好み、素早く点火したい方におすすめです。
ソフトフレームよりも短時間で着火することができます。
しかし、火の出力幅が小さいため、太い葉巻の場合はフット部分の着火に時間がかかることがあります。

トリプルジェットフレームタイプ

リングゲージの太い葉巻を好む方におすすめです。
着火までの時間が最短ですが、出力が大きいためガスの消費も激しくなています。
細いリングのシガーの場合はラッパーを焦がしてしまう可能性が高いため注意が必要です。

シガーライターのタイプ比較

上記3種類のライターのそれぞれの最も大きな違いは、火力です。
ソフトフレームとジェットフレームは、葉巻の着火にかけられる時間や、単純に好みで選ぶと良いでしょう。
ソフトフレームとシングルジェットフレームは汎用性の高いタイプなので、どちらを選んでも特に困ることはないでしょう。

注意が必要なのはトリプルジェットフレームタイプのライターです。
これは想像以上に火力が強いので、細いゲージの葉巻の足を誤って炙ると、炎が足からはみ出し、ラッパーを焼いてしまうことがあります。
扱いには注意が必要ですが、太い葉巻を好む人にとっては着火しやすくてとても便利なライターです。

初めてシガーライターを購入される方で、どのタイプを選べばいいのかわからないという方には、一番扱いやすいシングルジェットフレームタイプをおすすめします。

ターボライターの仕組み

ジェットフレームタイプと呼ばれるターボライターは、本体内部の「燃焼筒」と呼ばれる部品で一度完全燃焼した後、外部に炎を排出する構造になっています。
ターボライターは通常の電子ライターと違い、着火時に周囲の空気を利用しないため、風の強い場所でも簡単に着火することができます。
内燃式ライターとも呼ばれ販売されることもあります。
高い着火力と耐風性で、どんな環境でもスムーズな着火が可能。
キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンでも、まっすぐ立ち上がる強い炎でスムーズに火起こしができます。
また、コンパクトで扱いやすい製品が多いので、強い炎が必要なシーンへの持ち運びにも便利です。
使い勝手がよく、幅広いシーンで手軽に高い火力を発揮できるのがメリットです。

ターボライターの選び方

イグニッションボタンの押しやすさで選ぶ

スムーズに火をつけるには、着火ボタンが押しやすいタイプを選ぶのがポイントです。
ボタンの位置や着火方法はタイプによって異なるので、自分に合ったものをチェックしてみてください。

最も一般的なのは、ライターの上部にある着火部分にプッシュボタンが接続されているタイプです。このタイプはオーソドックスなもので、ほとんどの人が慣れ親しんでいるものです。
最近では、お子様が誤ってライターに着火してしまわないように、強い力で押すプッシュボタンが主流です。
スライド式のボタンは、軽い力で着火することができます。
また、本体の側面にボタンがあるタイプは、持ってボタンを押すことで簡単に着火することができます。

加熱制御が可能かどうかを確認する

ターボライターは使用するシーンによって火力を調整できるのが便利です。
タバコに火をつけるのにそれほど強い炎は必要ないとしても、アウトドアで薪に火をつけるときなど、強い炎が必要なケースはあります。

一方、手元で作業をするときなど、手元で着火する場合は、強すぎる炎は危険です。
そのため、1つのターボライターをさまざまな場面で使うためには、火力を調整できることが重要です。
製品によっては、ネジやレバーで火力を調整できるものもあります。
目的や使い方に合わせて火力を調整できるかどうか、確認してからターボライターを選びましょう。

ガス補充が可能なものを選ぶ

愛煙家や屋外で使いたい人は、ガスを補充できるタイプが便利です。
使い捨てのターボライターは安価で使用頻度が少ない方に向いていますが、ガスがなくなると新しいものを購入しなければなりません。
ガス充填式ターボライターは、1つで何度も使用でき、コストパフォーマンスが高いのが魅力です。
そのため、1つのターボライターを長く使いたい方や、使用頻度の高い方におすすめです。

ターボライターのおすすめブランド

デュポン(S.T.Dupont)

デュポンは、1872年に創業したフランスの老舗ブランドです。
ライターのラインナップが豊富だが、高級万年筆や革小物も展開しています。
創業当初は財布やブリーフケースを主に製造しており、ライターの製造を開始したのは1941年です。
現在に至るまで、高品質でファッショナブルなライターを数多くラインアップしています。

ウィンドミル(WINDMILL)

ウィンドミルは、世界で初めてターボライターとタッチ式ICライターを開発したブランドとして知られています。
登山やキャンプで使えるターボライターを探している方は、ぜひウィンドミルのモデルをチェックしてみてください。

ロンソン

ロンソンは、世界初の全自動ワンタッチライター「バンジョー」を発売した、アメリカの老舗ブランドです。
人気の高いベストセラー「スタンダード」や、火力の強い「ロンジェット」などバリエーションが豊富なので、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
機能性だけでなくデザイン性にも優れており、おしゃれなターボライターをお探しの方にもおすすめです。

サロメ

自社工場で1つ1つ丁寧にライターを製造している国内ブランドです。
ハンダ付けや刻印、最終組み立てまでほぼ全ての工程を手作業で行っており、どのモデルも繊細なデザインに仕上がっています。
シンプルなモデルから個性的な外観のモデルまでラインナップされており、個性的なターボライターが欲しい方におすすめです。

お気に入りのライターと共に葉巻を楽しもう

いかがだったでしょうか。
葉巻を楽しむ上で、シガーライターは重要であることがわかったのではないでしょうか。
葉巻が趣味の方は是非1つはお気に入りのライターを持っておくと良いでしょう。
素敵なシガーラーターとともに葉巻ライフを楽しんでください。