最近は健康増進法の改正に伴い、葉巻を外で吸える場所が少なくなってきました。
そんな中、貴重な葉巻を吸える場所である「シガーバー」に注目が集まっています。
今回はシガーバーとは何か、おすすめのシガーバー、シガーバーのマナーなどについて説明します。
ぜひ、自由に葉巻が吸える場所「シガーバー」に足を運んでみてください。
シガーバーとは？
シガーバーとは、葉巻愛好家たちが葉巻を楽しむために集まるバーです。1995年頃にニューヨークで誕生したと言われています。葉巻は一般的に香りが強いため、屋外で吸うことはあまりありません。そのため、シガーバーや家などの室内で吸うことが一般的でした。
現在では、紙巻きタバコや電子タバコが主流となり、葉巻タバコに触れる機会は減ってきています。しかし、最近のシガーバーは初心者でも訪れやすくなっています。マスターが丁寧に葉巻を選んでくれる店も多く、葉巻の知識がなくても楽しめるようになっています。葉巻の選び方や吸い方、火の付け方、そして一緒に飲むと美味しいお酒なども教えてくれます。
葉巻は温度や湿度の調整が重要であり、長期の保管は難しいため、シガーバーには本格的なヒュミドールが用意されています。常に美味しく吸える状態の葉巻を提供できるため、シガーバーには葉巻愛好家たちからの支持が集まっています。
葉巻初心者の方にとって、シガーバーは葉巻を吸うための最適な場所です。葉巻に関する知識や経験がなくても、マスターが丁寧にサポートしてくれるため、葉巻を楽しむことができます。また、シガーバーは葉巻愛好家たちが集う場所でもあり、葉巻に関する情報交換や交流の場としても利用できます。
、葉巻タバコに触れる機会も少なくなっています。
そのため、最近のシガーバーは初心者でも訪れやすいように、マスターが丁寧に葉巻を選んでくれる店も多く、昔よりも優しく入りやすい場所になっているのです。
葉巻を選ぶだけでなく、葉巻の吸い方や火の付け方、一緒に飲むと美味しいお酒なども教えてくれます。
また、プレミアムシガーは温度や湿度の調整が重要であり、長期の保管は難しいです。
シガーバーでは本格的なヒュミドールを備えているため、常に美味しく吸える状態の葉巻があることも魅力の一つです。
葉巻初心者こそ、葉巻を吸う場所としてシガーバーはおすすめなのです。
シガーバーでのマナー
シガーを吸う（喫煙する）上で最も大切なことは、楽しむことです。
周囲への配慮やマナーは大人として当然のことですが、ルールやエチケットは絶対的なものではありません。
慣れないうちは、いろいろな動作に戸惑ったり、自分のぎこちなさが気になったりするかもしれませんが、これらは経験を積めば自然に身につくものです。
難しく考えず、火をつけたばかりのシガーとの出会いを存分に楽しんでください。
シガーバーでの葉巻の持ち方
シガーの持ち方に特別な決まりはありませんが、シガーバーでは綺麗に持てたほうが優雅に見えます。
注意点としては、葉巻はタバコよりもはるかに大きく重いので、タバコのように持ってしまうと、葉巻が安定しません。
また、葉巻は斜めに持ってしまうと着火面が斜めになって燃焼が均等に進まなくなってしまい、香りが強くなることがあります。
葉巻を吸う際は地面に対して水平に持つことを意識して持つようにしましょう。
シガーバーで灰を取り除く際の注意点やタイミング
シガーバーでは薪を吸う際、マスターが灰皿を出してくれます。
葉巻の灰はラジエーターの役割を果たし、葉巻の美味しさの秘訣である「クールスモーキング」の一翼を担っています。
プレミアムシガーのバインダー（葉巻の中心に使われているたばこ葉）は刻んでいない一枚のタバコ葉で巻かれているため、普通の紙タバコのように灰が落ちることはありません。
灰が2cmくらいになったときに灰を落とすようにしましょう。
敏感な方は、灰を取り除いた後に味の変化を感じると思います。
葉巻の灰を落とす時はシガーバーの灰皿の角に葉巻を叩きつけたり、葉巻を指で叩くのはやめましょう。灰が散らばってしまいます。
シガーバーのマナーとしては、灰皿の底に灰の先端をそっと置き、灰を折って取り除きます。
火を消す際も灰皿にもみ消さずないようにしましょう。
灰皿に置いておくと勝手に火が消えます。
丁寧に、綺麗にという点を意識すれば、大きな失敗は起きないので緊張しすぎないようにしましょう。
シガーバーでの葉巻の吸い方
葉巻の基本的な吸い方は、ふかす（口吸い）ことです。これは煙を肺に入れずに「吹く」方法です。
タバコを吸う人は煙を肺に吸い込みたくなるかもしれませんが、そうするとかなり息苦しくなるので注意が必要です。
シガーバーでは葉巻の味と香りを口の中で楽しむため、クールスモーキングを心がけることが大切です。
クールスモーキングとは葉巻の温度が上がりすぎないように、低温燃焼させる吸い方をいます。
クールスモーキングができると、葉の辛味を感じることなく、葉巻本来の味を楽しむことができます。
そのためには、急いで吸わず、ゆっくりとしたペースで吸うことが大切です。
まず煙をゆっくり、5秒から10秒かけて口に吸い込みます。
吸っている最中は、鼻で息を止めると苦しいので、鼻で呼吸を続けます。
煙を口腔内に吸い込み終わったら、先ほどと同じように鼻呼吸を続けながら、口の中で煙を転がして味わいます。
そして、呼吸のリズムに合わせて、口から煙を吐き出してください。
この時、吐く息で煙を吹き飛ばすのではなく、舌で煙を押し出すようにします。
シガーバーでのシガーを吸うペース
葉巻を吸うペースは基本的に個人の好みによりますが、葉巻を気持ちよく美味しく吸うのに適したペースがあります。
最も一般的なのは1分に1回シガーを吸うことだと言われています。
吸うペースが速すぎる速いペースで吸うと、煙の温度が上がり、刺激的な煙になります。
数ペースが遅すぎると、葉巻の火が消えることがあります。葉巻はたばこ葉100％で作られており、紙タバコとは異なり、燃焼剤が入っていないため、定期的に空気を送り込まないと燃焼が止まってしまうので気をつけましょう。
シガーバーで提供されるシガーとお酒
シガーは、それだけをずっと口に含んで楽しむものではなく、お酒やおつまみと一緒に味わうものです。
一口吸って香りを楽しんだ後は、お酒と一緒に楽しむとより深みが増します。
葉巻にはブランデーやウイスキーなど、濃いめのお酒がよく合うと言われています。
もちろん、好みのお酒を飲むのが一番ですが、飲んだことのないお酒に挑戦してみるのもいいかもしれません。
葉巻はワインと同じように、さまざまな銘柄や形があり、中にはビンテージものもあります。
また、生産される地域によって味も香りも異なるため、お酒と同じ地域で作られた葉巻を味わいながら、遠い国の暮らしに思いを馳せるのも楽しみの一つです。
経験を積むと、次第に葉巻をかっこよく、優雅に吸えるようになります。
シガーバーで他の葉巻愛好家と話をすることで、葉巻の新たな魅力を発見することもできます。
シガーバーは美味しい葉巻と美味しいお酒、そして楽しい会話で、至福のひとときを過ごすことができる場所なのです。
おすすめのシガーバー紹介（東京編）
コイーバ アトモスフィア
西麻布のシガーカフェバーで、キューバ産シガーの最高級ブランドの公式ライセンス店です。
シガー愛好家は、素敵な音楽に包まれながら、様々なお酒やお料理を楽しむことができます。
店内には、ジャズやボサノバなどの生演奏をBGMに、ゆったりとくつろげる空間が広がっています。
国際色豊かな客層で、国際的な社交場としてもお楽しみいただけます。
シガー、コーヒー、チョコレート、シャンパンの4Cをお楽しみください。
コイーバの葉巻がセットに入ったおすすめの葉巻セットも販売しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
シガーバー シャドネィ
1997年に表参道にオープンし、まもなく23周年を迎える有名なシガーバーです。
最近では、外国人にも人気のスポットとなっています。
150種類以上の葉巻を取り揃え、その品揃えには驚かされます。
「シガーバンク」という、レンタルワインのセラーのように葉巻のコレクションを保管してくれるサービスもあります。
店内は、革張りの赤いソファがレトロな雰囲気を醸し出しています。
シガーと一緒にウイスキーを飲むのが定番ですが、ここでは深煎りのコーヒーと一緒に楽しむのがおすすめです。
Le Connaisseur
銀座の並木通り沿いにあるお店です。
シガーが初めての方でも、煙や香り、シガー選び、マナーなど、不安や戸惑いがないように丁寧に指導してくれます。
本格的なキューバ産シガーの豊富な品揃えに加え、シガーとの相性を考えたドリンクやカフェメニューが充実しているのも嬉しい点です。
シガーと一緒に楽しみたいカスクウイスキーも充実しています。
また、この店では通常の店の5倍の換気システムとオゾン脱臭システムを採用しており、シガーを吸う人も吸わない人もストレスなく楽しむことができます。
店内はがっしりとした重厚な雰囲気ですが、バーの環境は抜群なので、うっかり長居してしまいそうです。
HABANA VEGAS
HABANA VEGASは会員制のシガーバーです。
会員の方と一緒に訪れると入店することができます。
オーナーは月に一度キューバに行き、厳選されたシガーを提供しています。
葉巻の保存状態もよく、品揃えも抜群で、日本でも最高級のシガーバーと評判です。
シガーには浅煎りのコーヒーが一番合います。また、料理上手なオーナーの特別メニューもあります。シガーと一緒に味わってみてはいかがでしょうか。
バー スピリッツ （Bar Spirits）
新橋駅から歩いてすぐのところにあるお店です。
フレッシュフルーツカクテルや女性に人気のマニアックなモルトが人気で、バーとしてもおすすめです。
葉巻に合うカクテルも取り揃えています。
シガーを持ち込んで吸うことも可能です。
このお店でシガーデビューする人も多いそうです。
バーテンダーも気さくで、明るい雰囲気なので、初めての方でも入りやすく、気軽にシガーを吸い始めたい方、シガーが好きでバーテンダーといろいろな話をしながら飲みたい方におすすめのお店です。
おすすめのシガーバー紹介（横浜編）
バー・アンティカリー
桜木町駅近く、柳通り沿いの野毛商店街の中心にあるシガーバーです。
小さな通りに面しているので、場所がわからないと気づかずに通り過ぎてしまうかもしれません。
葉巻がトッピングで出てくるので、葉巻を知らない初心者にオススメのシガーバーです。
シガーバーの中でもかなりカジュアルな雰囲気で、値段も安いので入りやすいですが、ウイスキーやブランデーなどアルコールの種類はそれほど多くないので、葉巻よりもアルコールにこだわりがある人には不向きかもしれません。
リーズナブルにシガーとお酒を楽しみたい方におすすめですリーズナブルに葉巻とお酒を楽しみたい方にオススメのシガーバーです。
バー グランド ノーブル
桜木町駅と関内駅のちょうど中間あたりにあるシガーバーです。
白いレンガのような造りの店内は、どこかのお城の一室のような重厚な雰囲気です。
雰囲気もとても良く、シガーはもちろん、ウイスキーやブランデー、ラム酒なども豊富に取り揃えているので、シガーを吸わない人でも楽しめるバーです。
バー・ノーブル
Bar Nobleは関内駅の南西にあるシガーバーで、BarGrandNobleの系列店（BarNobleは本店）であり、BarGrandNobleと同じ白いレンガの入り口、レンガと木のインテリアが特徴です。
ウイスキーやブランデー、ラム酒が豊富で、カクテルにも力を入れていて、ここのバーテンダーはバーテンディングの世界大会で優勝した経験を持っています。
雰囲気もよく、シガーバーとしても、普通のバーとしても楽しめます。
バー・スーパーノバ
関内駅と馬車道駅の間にあるシガーバー「Bar Super Nova」。
白と黒を基調としたシックな内装で、オーセンティックなバーのような雰囲気です。
葉巻、ウイスキー、ブランデーの豊富なラインナップに加え、ウイスキーにはリンゴ、ウォッカにはベーコン、ラムにはシナモンなど、さまざまな素材を漬け込んだ自家製スピリッツを楽しめるのもこのバーの特徴です。
ウイスキー、ラム、ブランデーもいいけれど、ここではこれらのスピリッツを使ったカクテルや、珍しいオリジナルカクテルをおすすめします。
ショットバー「AQUARIUM」
関内駅と馬車道駅の中間あたり、上記BarSuperNovaの少し東側にあるシガーバーです。
バー内に水槽があり、色とりどりの魚がゆったりと泳いでいる、ちょっとカジュアルな印象のお店です。
こちらのおすすめはシガーとハイグレードなウイスキーorブランデーがセットになった “CigarServiceSet “です。
葉巻とお酒のマリアージュをお手頃価格で試せるので、初心者の方にもおすすめのシガーバーです。
おすすめのシガーバー（愛知編）
シガークラブ加納
初めにご紹介するのは名古屋伏見にお店を構える名古屋随一のシガー専門店 「CigarClub Kano（シガークラブ カノ）」。
名古屋を代表するシガーバーで、葉巻はもちろん、最近流行の加熱式タバコや水タバコなど、豊富な種類を揃えています。
JAZZライブなどのイベントも開催されているので、一緒に音楽を楽しむこともできます。
バー・アンカー
次にご紹介するのはおしゃれな外観の 「BAR ANKH」
フレッシュな生ジュースや希少なウイスキーなど、お酒と料理にこだわったお店で、葉巻もお酒も料理も楽しめます。
一人でも、友人や恋人とでも、美味しいお酒と葉巻を堪能してください。
バー・アーバン・カウボーイ
続いてご紹介する「BAR URBAN COWBOY」は木の温もりが感じられ、初めての方でも入りやすい雰囲気のお店です。
丁寧にレクチャーしてくれるので、シガーバー初心者の方にもオススメです。
日替わりで変わるシガーリストも魅力的です。
シガーバーを初めてみたいけど、あまり派手なお店は緊張するという方は、こちらのお店でシガーバーデビューしてみてはいかがでしょうか。
ワイン＆シガー アンフィ
次は、名古屋で一番賑やかな夜の街、錦3丁目エリアでシガーとワインを楽しめる「Wine&CigarAmphi」をご紹介します。
夜一番の繁華街、錦三丁目エリアにある「Wine&CigarAmphi」はバーとしては早めの16:00オープンなので、食前・食後どちらでも楽しめます。
シガーバー・スピリッツ
最後にご紹介するのは栄のプリンセスガーデンホテルの東隣のビルに佇む シガー愛好家のための煙草屋です。
「CIGARBARSPIRITS」は、葉巻愛好家のための煙草屋さんです。
バー独特の雰囲気とそこに集う人々も魅力のひとつと言えるでしょう。
初めて行くお店は緊張するかもしれませんが、素敵な出会いが待っているかもしれませんね。
シガーバーに行く前に葉巻の道具を揃える
シガーバーにいけばマスターがシガーのカットや着火はマスターが行ってくれるため、ライターやカッターがなくても葉巻を吸うことはできます。
しかし、何度も通う場合は自分の葉巻道具を揃えておくことをお勧めします。
以下では葉巻道具を売っているお店を紹介します。
喫煙具の専門店「KAGAYA」
KAGAYAは、1962年4月20日に東京都新宿区の中心部にある紀伊國屋書店ビル内に「KAGAYA」としてオープンし、タバコ、パイプ、ライター、シガレットケースなどの喫煙具を中心に取り扱ってまいりました。
「ほっとする嗜好品」をテーマに、手のぬくもりが心に伝わるような、喜びを感じる商品を提供しています。
kagaya新宿店
1962年4月20日、東京都新宿区の中心部にある紀伊國屋書店内に「加賀屋」として開店し、今日に至っています。
主にタバコ、葉巻・シガー、パイプ、ライターなどの喫煙具を取り扱っています。
たばこフォンテ
横須賀ショッパーズプラザで営業していたタバコと喫煙具の専門店「Tobacco Fonte」が、2013年8月31日にkagayaの姉妹店として再オープンしました。
同店は、スタンダードシガレット、ご当地商品、ZIPPOやガスライターなどのライター、シガレットケース、灰皿、シガー、シガーアクセサリー、パイプタバコ、パイプ、パイプアクセサリーなど、南関東最大の品揃えを誇っています。
kagaya 有楽町店
2021年4月29日にオープンした「kagaya」の新店舗、「kagaya有楽町店」。
取扱商品は、喫煙具を中心に、欧米で高い評価を得ているシガーブランドを多数取り揃えます。
また、オリジナルコーヒーや洋酒、ヴィンテージ雑貨などにも力を入れています。
シガーバーで優雅なひとときを楽しむ
いかがだったでしょうか。
シガーバーは一人でゆっくり楽しむのもいいですが、バーに集まるスモーカーたちとの会話を楽しめる場所でもあります。
ぜひ参考にして、大人のナイトタイムを楽しんでくださいね。
