シーシャはタバコより害がある?副流煙の危険性やニコチン・タール量について解説

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シーシャ(またはフーカ、ハブリウッド、水たばこ)は、煙を吸引するための装置であり、中東を起源とする伝統的なタバコの形態の一つです。

タバコの煙を一度水に通すことで有害物質が低減されるという情報もありますが、吸い方や喫煙時間によっては紙タバコよりも多くの有害物質を接種してしまう可能性もあります。
では、具体的にシーシャにはどのような害があるのか、見ていきましょう。

シーシャの危険性 5つ

シーシャによる健康への影響

シーシャの煙には、一酸化炭素や有害な化学物質が含まれています。
これらの化学物質は、吸引した煙を肺に取り込み、呼吸器系や循環器系に悪影響を与えることが知られています。
シーシャの煙を吸うことにより、呼吸器の炎症や咳、気管支炎、肺炎、心血管疾患などのリスクが増加する可能性があります。

シーシャの依存性のリスク

シーシャにはニコチンが含まれており、ニコチンは中毒性があります。
シーシャを繰り返し使用することで、ニコチン中毒になるリスクがあります。

また、シーシャは社交的な場での使用が一般的であり、友人や知人との交流やリラックスを目的として使用されることが多いため、飲酒しながら長時間吸うシーンが多く、タバコより依存の危険性が高いとい意見もあります。

シーシャによる感染症のリスク

シーシャバーなどでは同じシーシャを他者と共有することになります。
マウスピースは各自別のものを使用しますが、同じシーシャを使っていると言う点で感染症のリスクが存在します。
シーシャの先やホースを共有することで、結核、ヘルペス、インフルエンザなどの感染症が広がる可能性があります。

シーシャによる口腔健康の悪影響

シーシャを吸う際は、口の中に多くの煙を含みます。
これにより、歯の変色、歯周病、口内炎などの口腔健康の問題を引き起こす可能性があります。
また、口臭の悪化などの影響も考えられるため、シーシャ喫煙後の歯磨きは必ず行うようにしましょう。

シーシャの副流煙のリスク

シーシャは社交的な場での使用が一般的であり、喫煙する人々が集まって共有することが多いため、副流煙による健康への害は軽視できません。
シーシャを吸う際は、吸わない人や未成年に副流煙の影響がないように、周囲の人々の健康にも配慮してしみましょう。

シーシャとタバコはどちらが体に悪い?

ニコチンやタールには発癌性物質が含まれており、喉や肺などの呼吸器官に悪影響を及ぼし、がんなどの病気を引き起こすことが知られています。
一日に20本のタバコを吸うと、1年で約110グラムから150グラムのタールが体内に蓄積され、コップ1杯分に相当します。

シーシャの場合はフレーバーによってニコチン・タールの量は異なります異なります。
水がフィルターとして機能して煙を浄化するため、紙巻きタバコよりもニコチン・タールの量は少ないと言われています。

しかし、シーシャは紙タバコより長時間の吸引をするのが一般的であるため、一酸化炭素を多く吸引し、その量は紙巻きタバコ1本分の4,5倍にもなることがあります。

ノンニコチンのシーシャもある

最近、はノンニコチンのシーシャが人気となってます。
しかし、ノンニコチンであっても有害性が低いとは一概には言えません。

タールという成分については、ほとんどの場合含まれています。
タバコの煙には、不完全燃焼によって発生する燃焼副生成物が含まれており、これらの粒子状の成分をタール(たばこのヤニ)と呼びます。
タールには有害物質や発がん性物質が含まれており、ベンゾ[a]ピレンや芳香族アミン類、たばこ特異的ニトロソアミン類などが代表的なものです。

他にも約70種類のがんを引き起こす可能性のある物質が含まれています。
また、加熱式たばこでもタールに相当する成分が含まれることがありますが、紙巻きタバコと比較して発生量は少ない傾向にあります。
しかし、一方で、加熱式たばこの互換機(互換デバイス)には、加熱温度が高く、黒色や茶色のタールを発生させるものも存在しており、注意が必要です。

ノンニコチンのシーシャでも、タールが含まれている場合は有害です。
シーシャ店の情報を正確に調べ、もし、タバコの成分を摂取したくない場合は、ノンニコチン・ノンタールのシーシャを選びましょう。

シーシャを安全に吸う方法

シーシャを楽しむにあたっては、吸いすぎに注意することが重要です。
長時間吸い続けると、酸欠などの体調不良の原因になることもあります。
数分吸ったら少し休憩を挟むなど、適度に休憩を取るようにしましょう。
シーシャを吸う時間だけでなく、まったりとした空気を楽しむことも、シーシャの醍醐味の1つです。

シーシャ初心者の方は、経験者と一緒にシェアすることをお勧めします。
お店によっては複数人でシェアできるシーシャがあります。
普段は1人分を吸っている量も人数分で分ければ、適量に抑えることができるので、体調不良になる可能性は低いでしょう。

シーシャの健康への良い影響

リラックス効果

シーシャは、アロマテラピーのようなリラックス効果があることが分かっています。
また、シーシャにはフルーティーなフレーバーからミント系のスッキリした味わい、甘いチョコレート系のものまで、様々な味が楽しめます。
この中からお気に入りのフレーバーを選び、煙の香りや味わいを楽しむことで、身体や心をリラックスできます。
さらに、シーシャを楽しむ際には、時間がゆっくりと流れることを感じることができます。
このような時間の流れに身を任せることで、ストレスや考え事から離れることができ、心身ともにリラックスできます。

集中力の向上

シーシャには身体にさまざまないい影響があることが知られていますが、それと同時にシーシャを楽しむことでリラックス効果があり、集中力を高める効果もあるとされています。
シーシャにはフレーバーがたくさんあり、お気に入りのフレーバーを選ぶことで煙の香りや味を楽しめます。
リラックスした時間を感じることができるため、ストレスや考え事から離れることができるでしょう。
作業中に煙を嗜むことで、作業に集中できる効果があるのも魅力的です。

シーシャにはニコチンが含まれているため、薬理的な作用で集中力を高める要因もありますが、シーシャを嗜む行為自体にも集中力を高める効果があります。
また、シーシャは紙タバコに比べて服や身体に匂いがつきにくく、長い時間楽しむことができるため、集中した作業にも適していると言えます。

シーシャは吸いすぎに気をつけて楽しみましょう

以上のように、シーシャの使用は健康に対する害があります。
シーシャの煙に含まれる有害な化学物質やニコチン、口腔への影響などが健康に悪影響を及ぼし、また感染症のリスクや社会的な問題も存在します。
シーシャの使用には注意し、健康に配慮した判断をすることが重要です。健康へのリスクを理解し、禁煙を考える際には、専門の医療提供者に相談することをお勧めします。

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